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KYK LETTER

  • 近郵船舶管理㈱より

近郵船舶管理㈱からの便り

近郵船舶管理株式会社より

世界を舞台として外航船を走らせ物流輸送の要を担う「日本郵船株式会社」。そのグループ会社の一つとして、日本列島の北は北海道、南は沖縄までの国内海上輸送インフラを守る、近海郵船株式会社(KYK)の運航船部隊の、主力部隊として4隻のRORO運搬船を所有管理するのが、近郵船舶管理株式会社(KSK)です。

 

少数精鋭の海技者集団が、海上輸送に従事する本船乗組員の教育、訓練の計画実施、船隊の整備、保全管理をはじめ、日々の運航を見守りながら、事業が地球規模での環境保全の重要性の一部である事を深く認識し、環境にやさしい船舶運航、海洋汚染を防止するために安全運航の徹底を図るべく、日夜奮闘しております。

 今回は地方色のある、「きんゆう便り」とは趣向を変えまして、当社組織の業務内容を簡単にご紹介させていただきます。

 <船員課>

船員課では4隻のRORO運搬船に乗組む船員配乗、教育、労務管理、船員派遣業務などの船員管理業務全般を執り行っています。本船の安全運航を担う乗組員への教育例として操船シミュレーター研修、航海当直研修、溶接研修など外部機関へ多岐に渡り研修を実施しております。(添付写真参照)

 

また、海技系の教育機関新規卒業生を積極的に採用し、将来の船長、機関長となるべく、育成も心掛けております。現在、コロナ禍で厳しい状況ではありますが、年に1度各船を訪船し乗組員との面談を実施し、海陸間のコミュニケーションを図っています。

 <海務課>

船長、航海士経験者が配属される部署であり、安全運航、事故及び環境汚染防止に関する技術・情報の収集、提供及び助言を行っています。また、船長と傭船者間の意思疎通、その他必要事項について船長に助言を行っています。

 他にも航海及び船舶に必要な海図、機器の整備に必要な部品から薬品、塗料及び乗組員に必要な生活用品まで手配しています。 KSKでは任意ISMを取得しており、安全管理システム(SMS)の維持管理、各審査に関する実務及び定期的に本船へ訪船してSMSが適切に運用されているか乗組員に指導・確認をして本船の安全運航を確実なものとなるようPDCAサイクルを活用して、より良い運航となるよう、陸上よりサポート活動を実施しています。

<工務課>

RORO運搬船の保全管理、運航に必要な消耗品等の安定的な供給手配、突発的な故障トラブル対応を機関長経験のある工務監督が中心となり、少数精鋭部隊で業務をしております。本船は総トン数約10,000トンから12,000トン、全長170mから180m15,000Wほどエンジン出力で20ノット以上(時速40km弱)の速力で定時運航を確保しながら安定的な安全運航に心掛けております。 

 

主役は、勿論本船の船長、機関長以下の乗組員ですが、その乗組員が安心して本船を運航できるように、「縁の下の力持ち」として、経験と高い技術力を駆使しつつ、本船乗組員とコミュニケーションを取りながら、迅速、確実に日夜業務に精励しております。

エンジンの性能劣化、船体の汚損は燃料消費量の増加となり、二酸化炭素排出増加に直結します。この為、本船の運航コンディションをモニターできる装置を取り付け、陸上からも遠隔で監視し、本船乗組員とも連絡を取りながら、コンディション維持に努めております。

 

  • 総務部より

NYK紀州みなべのアカウミガメ調査に参加して(ウミガメさんの涙は語る)

  • 運航管理部より

「人間ドック」は船のドックが由来!

    第1回 黒島研修体験記

※「きんゆう便り」は当社従業員によるブログ日記です。
発信する情報は、必ずしも当社の公式発表・見解をあらわすものではありません。
公式発表・見解は、ニュースリリースをご確認ください。

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