A DAY OF KINKAIYUSEN

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林田 修平

出社&メール確認

退社する17時以降に港を出る船もあるので、出航、航行の際にトラブルがないかを翌朝必ずチェックします。定刻出航が遅れた場合はその原因を調査し、会議でトラブルを防ぐ対策を検討します。

荒天会議&動静確認

台風などで天候が荒れる際は、荒天会議を開きます。天気図をチェックしながら、状況に応じて航路変更や接岸待機などの対策を講じます。また、船のスピードや波の状況を見て、港への到着時間を予測する動静確認も毎日行います。

安全会議

荷役や出航、航行時にトラブルが起こっていないかを報告し、起こさないためにはどうするかを検討する会議です。各支店と映像をつないで情報交換したり、全社的に話し合うこともあります。

荒天会議&動静確認

天候や海の状況は刻々と変化するため、荒天会議や動静確認は日に2度行います。天気図から予測し対策を立てるだけでなく、到着する予定の港や船など各方面に電話し、直に情報収集しながら検討することもあります。

資料チェック、書類作成

輸送に伴う収支報告資料や請求処理、荒天対応により発生したコストの算出、荷役や航行の際に発生したトラブルに関する報告書類や対策を立てるための資料作成など、さまざまな残務を集中して処理します。

「ラインマスター」の主な仕事は、港を出た船が再び無事に戻ってくるよう、安全な航路を示し導くことです。台風の際には関係スタッフを招集して海図を広げ、航行プランをどう立て直すか、そもそも船を出すべきか留めるべきか、その際の費用ロスはいくら発生するかなど、あらゆる点を検討して船の動静をジャッジします。大きなプレッシャーを感じることもありますが、「この時間の潮流に船を乗せれば時間と燃費がかせげる」といった、海を相手に判断するダイナミックな仕事でもあるので、とてもやりがいを感じています。

学生へのメッセージ

「百聞は一見に如かず」です。大きな海で、大きな船を使って、大きな荷物を運ぶ、他の物流にはないスケールの大きさ。それだけでなく、人の細やかな気づかいや仕事ぶりの緻密さもぜひ見てほしいと思います。

近海郵船

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